昔から怒られるのが苦手・・
怒られたことがずっと忘れられない。何でだろう。
怒られることを異常に恐れてお困りの方はいらっしゃいませんか?
わたしも昔はそうでした。
特に小学生〜大学生にかけての学生時代。
先生に怒られるのが嫌で、怒られないようにいつも警戒していました。
怒られてヘラヘラしている人が本当に羨ましかったです。
こんなに怒られるのが苦手なのって何かの病気なのかな?
そんなことを考えてネットで色々調べたこともありました。
しばらくその謎は分からぬまま大人になってしまいました。
しかし社会人のとき、自分がHSPであると知り、怒られることへの苦手意識はHSPの気質が関係していたことがわかったのです。
今回は「怒られることへの恐怖=HSPの気質」に焦点を当ててお話していきます。
自分がHSPかも?という方はぜひ参考にしてみてください。
HSPの詳細を知りたい方はこちらの記事をごらんください。
目次
怒られるのが苦手な人によく見られる行動
まずはHSPとの関係性をみていく前に、怒られるのが苦手な人は、どのような行動をとる傾向があるのかを見ていきたいと思います。
行動① 怒られることを避ける
怒られることが苦手な方は、まずは怒られるであろう対象の人物から距離を取ろうとします。
学生ならば教師や部活動の先生、社会人なら上司や先輩です。
本来であれば、困ったときに助けを求め、信頼関係を築いていきたい人たちです。
周りの人たちが先生や上司に信頼を寄せたり、仲良く話す姿を見て、劣等感を感じてしまったという劣等感を感じた経験もあるのではないでしょうか。
行動② いい子ちゃんでいる
「いい子ちゃん」でいれば怒られることはない。
という考えから、いい子ちゃんを演じる方がいます。
怒られることは減りますが、真面目を装う自分に人間味を感じられなくなり悩むことも出てくると思います。
そして演じているわけですから「生きづらさ」というのも感じるでしょう。
→いい子ちゃんを卒業する方法について知りたい方はこちらをご覧ください。
怒られるのが苦手な人が怒られたときの状態
今度は怒られることが苦手な人が怒られてしまった場合、どんな状態になるのか、よく見られる姿をまとめていきます。
状態① 泣いてしまう
怒られるとなぜか泣いてしまう方いますよね。
わたしも良く泣いていました。
学生のころは、優等生ぶっていて、先生とものすごく距離感がありました。
それで突然、怒られたとすると怒られる耐性ができていないからかポロポロと涙が。。
悔しいのと恥ずかしいのとで、涙を止めたいのに、溢れてきていました。
状態② 嘘をついちゃう
怒られるのが怖くてとっさに嘘をついてしまった経験はありませんか?
わたしもたまに怒られるのが怖くて、小さい嘘をついていました。
- やってないです
- 分からないです
- 知らないです
- 見てないです
など。
状態③ 強がる
怖いのに強がってしまう方もいると思います。
友だちに対してムードメーカーといった明るいキャラを演じている方に多く見られる姿かと思います。
ハハハハ、先生に怒られたんだけど。ウケる〜〜
内心では怒られたことにショックを受けているので、表の顔と心の状態のギャップに疲れてしまう場合もあるでしょう。
わたしもよく顔を引きつらせながら笑って強がっていました。
→顔の引きつりについてまとめた記事あります。
状態④ ビクビクする
怒られることが怖い方が怒られると恐怖心が芽生えます。
何に対して、どのような心理が働くかというと
- 怒られるという行為そのものにビクビクする
- 怒った相手にビクビクする
このような恐怖心が生まれます。
怒った相手に対しては、
またあの先生に怒られるかもしれない。
なんかもうあの先生が怖い
と、常に怒られるのではないかという恐怖をもってしまうことがあります。
怒られる恐怖とHSPの気質の関係性
ではここからは、HSPの気質と怒られる恐怖との繋がりをみていきたいと思います。
恐怖を感じる正体が分かれば、安心感に繋がります。
そして自分なりに、その恐怖と向き合うことができるようになるでしょう。
hspの気質① 刺激に敏感
HSPさんは刺激に敏感です。
HSPさんにとっての刺激は五感もそうですが、「人」そのものが大きな刺激となります。
怒られる行為にはどんな刺激があるのかをまとめます。
- 怒る相手そのものの存在(人そのものが刺激)
- 怒る表情(視覚)
- イライラしている相手の態度(視覚)
- 怒る声(聴覚)
- イライラして物に強く当るときの音(聴覚)
- 怒られた後の相手の機嫌が気になる(視覚)
- 刺激をたくさん受けたので、その後しばらくは刺激にさらに敏感になっている(刺激過多の状態)
怒られるという行為一つに、HSPさんが苦手な刺激や感じ取りやすい刺激がたくさんあるのです。
怒られることに対して苦手意識をもってしまうのは当たり前ですよね。
HSPの気質② 自己肯定感が低い
これは気質というより、性格に近いです。
HSPさんは内向的な気質であり、小さい頃から人の機嫌を伺って過ごしてきた方が多いです。
その過程で他人軸になり、自己肯定感が低い人がたくさんいます。
そのため怒られるという行為に対し、
きっと自分のことが嫌いだから怒ったんだ
このように偏った考え方をしてしまうようになります。
対策:こんな時はどう考えれば良いか
ではここからは、怒られることに対してどのような意識をもてばいいのか、わたしのオススメの対策をお話します。
対策① 自分の気質を受け入れる
気質は生まれもったものです。
そのため自分の力で変えることはできません。
その自分の気質を受け入れて、その気質と共に生きていくしかないのです。
そうなると、怒られることに恐怖を感じる自分は
怖いものは怖い。仕方ない
と、割り切るしかないのです。
無駄な抵抗をせずに諦めることで、恐怖を感じる自分を素直に受け入れられるようになります。
対策② あなたを否定して怒っているのではないと知る
先ほどもお話した通り、HSPさんは自己肯定感が低い人が多いので、先生や上司に怒られると自分そのものを否定された気持ちになります。
しかし怒っている側はあなたのミスやその時の行いに対して怒っているのであって、あなたを否定するつもりで言っているのではありません。
もちろん世の中には人格否定を込めて、怒ってくる人もいます。
しかしそんな人は真面目に相手をしなくていいのです。
威圧的な上司に対しての関わり方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
対策③ すぐにあなたの評価は下がらない
こちらは「いい子ちゃん」や、怒られないために完璧な行動を目指す「完璧主義さん」に伝えたいです。
いい子ちゃんや完璧主義さんは、一度怒られただけで
あ、もうダメだ。もう、終わった。
と、極端な思考になりがちです。
大丈夫です。一回怒られただけで、評価は落ちません。(社会人になるとミスの大きさによっては評価に繋がるかもしれませんが、挽回の余地はあるはずです。)
「自分が悪かったな」と思ったら素直に謝ればいいのです。
怒った側も、怒った内容や怒りはすぐに忘れるものです。
わたしもかなりの「いい子ちゃんキャラ」でしたので、怒られると絶望を感じていました。
でも今は、「自分の過ちを素直に認め、謝ることができたらそれでいいんだ。」と考え方がシンプルになりました。
まとめ
今回は怒られることが怖い心境とHSPさんの気質の関係性をみてきました。
まとめです。
●怒られることが苦手な人によく見られる行動
- 怒られることを避ける
- いい子ちゃんでいる
●怒られることが苦手な人が怒られたときの言動
- 泣いてしまう
- 嘘をついちゃう
- 強がる
- ビクビクする
●怒られる恐怖とHSPの気質の関係性
- 刺激に敏感
- 自己肯定感が低い
●対策:こんな時はどう考えればいいのか
- 自分の気質を受け入れる
- あなたを否定して怒っているのではないと知る
- 怒られてもすぐに評価は下がらない
今回の内容、いかがでしたでしょうか。
参考にできるものは是非、取り入れてみてくださいね。
今日はこの辺で終わります。お読みいただき、ありがとうございました。