HSS型HSPってどんな人のことをいうの?
刺激を求めたがる自分はHSS型HSPかもしれない。
繊細で刺激に敏感な気質の方をHSPと言います。
そんなHSPさんの中には繊細で打たれ弱い気質をもちつつ刺激を自ら求める人がいます。
その方々のことを「HSS型HSP」といいます。
HSSとは「High Sensation Seeking(刺激探求型)」のことです。
HSS型HSPについて詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。診断テストもあります。
目次
HSS型HSPさんは海外に関心がある
HSS型HSPさんの特徴の一つに「海外へ関心をもつ」があります。
(以下HSS型HSPさんのことをHSSさんと呼ばせてもらいます。)
HSS型HSPであるわたしも海外には強い憧れがありました。
今回は海外に関心があるとどんな発想または行動が生まれるのか、わたしの経験もふまえてみていきたいと思います。
HSS型HSPさんが海外に関心をもつ理由
先ほどもお話したとおり、HSSさんの中には海外に関心をもつ人がいます。
その理由はHSSさんの特徴をみるとわかってきます。
関心を持つ理由① 刺激が多い
HSSさんは「刺激探求型」です。
そのため刺激のあることを好みます。
海外も刺激が多いですよね。
例えば・・
- 日本ではできない経験ができる
- 見たことのない景色を見ることができる
- その国の文化に触れることができる
このようにHSSさんは、行ったことのない場所やしたことのない体験にワクワクする人が多いです。
別に海外じゃなくても日本でも色んな体験できるじゃん!!
海外に関心がない人はそう思う人もいるでしょう。
でも日本と海外では刺激の度合いが違うのです。
海外自体にHSSさんは「強い刺激」を感じる人が多いのです。
関心をもつ理由② 好奇心が高い
HSSさんは好奇心が高い方が多いです。
「海外に関心がある」というのも好奇心からくる考えだと思います。
なんだか海外って楽しそう!!
海外に関心がない人からしたら、そのような発想は理解しがたいかもしれません。
でもHSSさんは行ったことのない場所やしたことのない体験にワクワクします。
「なんか楽しそう」
「なんかやってみたい」
HSSさんはそんなふとした好奇心がたくさん湧きあがってきます。
HSPの気質から海外に対する不安も感じます
HSSさんはHSPの気質をあわせもちます。
HSPの気質について詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
そんなHSPの気質があるので、HSSさんは海外に関心をもったとしても不安を抱えることが多いと思います。
ではその不安はHSPの気質のどの部分が関係しているのかをみていきたいと思います。
不安をまねくHSPの気質① 警戒心が高い
HSSさんは警戒心が高い方が多いです。
考え方は大胆でも心は繊細なので、危ないことや自分が傷つくようなことがあれば、警戒心が働きます。
例えば・・
- 治安が悪いという情報
- 衛生面で心配が多い国
- 自分の繊細さによって現地の方とうまく関われないかもしれないという不安
このようなことに対して、HSSさんは行動をためらってしまうことがあります。周囲からは行動力があるように見えても、実は慎重に物事を考えているのです。
不安をまねくHSPの気質② 深く物事を考える
HSSさんは深く物事を考えます。
これは警戒心の高さとも繋がります。
何か心配事などで引っかかるものがあると「本当に大丈夫なのかな?」と色んな視点をもって考えます。
考えすぎるあまり、不安が大きくなってしまって、行動に移せないというHSSさんもいるかと思います。
不安をまねくHSPの気質③ 人間関係で悩むことが多い
海外に行きたいってことは、海外の人とコミュニケーションをとるってことでしょ?それって社交的レベル高すぎでしょ!!
HSSさんは側から見るとエネルギッシュで、社交性に優れているように見えることがあります。
しかし実際には人間関係において傷つきやすく、繊細な心の持ち主です。
このような見た目と内面のギャップがHSSさんを悩ますことにもなるのです。
海外に行けば誰でも最初はひとりぼっちです。
外国の方とうまくコミュニケーションが取れるかどうかも心配になりますよね。
繊細なHSSさんにとって不安がないはずはありません。
海外に関心がある人のとる行動
では海外に関心があるとどんな行動をとることが考えられるでしょうか。
今から海外に通づる行動3つを挙げます。
その際に、その行動に伴う不安もまとめていきます。警戒心が高く慎重であるHSSさんにとってその不安は行動を止める原因になることもあります。
しかしそれはHSSじゃなくても誰でも抱えるであろう不安です。
そのため「海外の不安あるある」みたいな感覚で目を通してもらえたらと思います。
行動①:留学
海外に関心のある方なら1度は考えたことがあると思います。
留学について考えるのは高校生や大学生に多いのではないでしょうか。
刺激を求めるHSSさんにとって、若い時から日本以外の文化に触れ、そして外国語を習得するという経験はとても価値のあることだと思います。
わたしは高校生のときに留学に興味をもちました。
実際に留学のエージェントと話を詰めたことがあります。
ニュージーランドに行こうとしていました。
しかし当時、社交不安障害・視線恐怖症をわずらっていたので不安が大きく、途中で断念しました。
頭金がパーになりました泣
留学はこんな不安を抱えやすい
- 本当に向こうの人たちとうまくやっていけるのか?
- 留学にかかる金額が高いな〜
- 留学行っても英語が上達しないって聞くけど、行って意味あるのかな?
行動② 海外旅行
HSSさんは好奇心が高く、想像力が豊かな方が多いです。
そのためテレビやネットの情報から
あ〜この国行ってみたいな
こんな綺麗なビーチに行けたら幸せだろうな〜
と、想像を膨らませることができます。実際に海外にいる自分をイメージしてワクワクするという経験もあるのではないでしょうか。
海外旅行はこんな不安を抱えやすい
- 海外旅行はお金がかかるな〜
- ボッタクリやすり、犯罪に巻き込まれたらどうしよう。
- 海外の食事や水が自分に合うかな?
- 現地の言葉で話せないけど、大丈夫かな?
行動③ 海外に携わる仕事
「海外に携わりたい」という想いから、海外に接点のある仕事や海外転勤の可能性がある会社に興味をもたれる方がいるかと思います。
わたしは仲居の仕事をしていた時があり、そのとき8割型、外国の方の接客を担当していました。
海外の方と触れ合う経験はわたしにとっては良い刺激でした。
海外に携わる仕事はこんな不安を抱えやすい
- 仕事は責任を伴うので、プレッシャーを感じる
- 外国人とうまく関われなかったらどうしよう
- 相手に嫌われてしまったらどうしよう
- 海外転勤の場合、その仕事や土地に馴染めなかったらどうしよう
HSSさんの特徴は宝物
HSSさんは独創的で大胆な考えをもっている一方で、HSPの気質から不安や疲れを感じやすいです。
そんな自分のギャップに悩んだり、自信をなくしたりする方も多いと思います。
HSS型HSPは人口の約6%しかいません。
少数派の特別な存在です。
HSSさんはその希少価値な存在な自分を大切にしてほしいと思います。
刺激を求め、好奇心がある気質があるからこそ、なかなかできない経験ができたり、面白いことを考えられたりするのです。
全員がそのような体験ができるわけではありません。
疲れてやる気をなくしたり、自信をなくしたりしてしまうこともあるかもしれませんが、自分の良さに目を向けて自分を大切にしてほしいと思います。
関連記事:HSP気質でお悩みの方必見。ありのままの自分を受け入れて自分らしくいきていこう
まとめ
今日はHSS型HSPさんの特徴の一つ、「海外に関心がある」ということをテーマにしてお話させていただきました。
まとめです。
●HSS型HSPさんが海外に関心をもつ理由
- 刺激が多い(HSSさんは刺激探求型なので、刺激の多い海外に関心をもちやすいです。)
- 好奇心が高い(HSSさんは行ったことのない場所やしたことのない体験にワクワクし、好奇心をもちます。)
●HSPの気質から海外に不安を感じる理由
- 警戒心が強い(考え方は大胆でも心は繊細なので、危ないことや自分が傷つくようなことがあれば、警戒心が働きます。)
- 深く物事を考える(何か心配事などで引っかかるものがあると「本当に大丈夫なのかな?」と色んな視点をもって考え不安が大きくなっていきます。)
- 人間関係で悩むことが多い(HSSさんは側から見るとエネルギッシュで、社交性に優れているように見えることがありますが、実際には人間関係において傷つきやすく、繊細な心の持ち主です。)
●海外に関心のある方のとる行動
- 留学
- 海外旅行
- 海外に携わる仕事
●HSSさんの特徴は宝物
HSS型HSPは人口の約6%しかいません。少数派の特別な存在です。
刺激を求め、好奇心がある気質があるからこそ、なかなかできない経験ができたり、面白いことを考えられたりするのです。
今日はこの辺で終わります。お読みいただき、ありがとうございました。