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【これって病気?】「眠くなりやすい」HSPさん必見。脳と心が疲れやすい気質から読み解く

【これって病気?】「眠くなりやすい」HSPさん必見。脳と心が疲れやすい気質から読み解く
眠り姫

体動かしたわけじゃないのに、すごく眠い・・

眠り王子

なんかすぐ眠くなるんだよな〜なんでだろう。

わたしも眠くなりやすい人でした。小学生くらいのときから、眠くなりやすい自分に悩んでいた気がします。

授業中はすぐウトウトしてしまい、眠気と戦うのに必死でした。

わたしは先生の目を気にしてしまい、授業中に堂々と寝ることが出来なかったので、睡魔が大嫌いでした。手の甲をつねったり、目をパチパチさせて眠気を覚ます工夫をしていました。

眠くなってからは時計とのにらめっこで、早く授業が終わってほしいと願っていました。眠気と戦うということはわたしにとって本当に苦痛でしかありませんでした。

学校から帰宅後もすぐに眠くなることが多かったです。

帰宅してから夕食の間、よく居間で寝ていました。本当に眠くて眠くて仕方がないのです。

仕事から帰ってきた父親は寝ているわたしを見て、「また、寝てるのか。」と驚くこともありました。

当時は自己肯定感が低かったこともあり、すぐに眠くなる自分を「なまけもの」だと思っていました。

そのため寝てしまった後には罪悪感を感じたり、自己否定をしたりしていました。

眠くなりやすい自分は病気なんじゃないかと疑ったこともあります。

なお今回は眠くなりやすい原因を「HSPの特徴」によるものということに焦点を当てて見ていきます。

この記事に内容が該当しない方は専門家に相談するといいかもしれません。

眠くなりやすいのはHSPの疲れやすさが関係していた

ある時、自分はHSPであると分かりました。

HSPとは、繊細で刺激に敏感な人のことをいいます。

人の気持ちを察しやすく気を使いやすい特徴もあるため、長時間人と関わると疲れてぐったりしてしまいます。

HSPについてさらに詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。

【診断テストあり】HSPの特徴や気質について説明します。正しく知って繊細な自分を好きになろう
【診断テストあり】HSPの特徴や気質について説明します。正しく知って繊細な自分を好きになろう繊細で刺激に敏感なHSP。この記事ではHSPの特徴や診断テストが掲載されています。疲れやすくお悩みの方、HSPの気質が関係しているかもしれません。...

わたしはHSPの特徴や疲れやすさを知ったときに、やっとで過去の「眠くなりやすい」原因がわかりました。

病気ではなく、本当にただ疲れているだけだったんです

小さい頃からわたしは人に気を使ったり、人の評価を気にしてしまうところがありました。

頭の中で相手の思考を考えてしまうことも多く、体力以外にもよく頭を使うことで疲れていたんだと気付きました。

HSPさんがどんな時に頭を使い、疲れてしまうのかまとめてみました。

HSPさんはこんなことで疲れます

疲れ① 相手の気持ちを読み取る

視覚にも敏感なHSPさんは、人の行動や表情もよく見ています。

そのため相手が困っていたりするとすぐに気付くことができるのです。

共感力が高いHSPさんは困っている人を見ると、知らんぷりができません。

これが気疲れとなるのです。

→良い子ちゃんの仮面をかぶって疲れたという方はコチラの記事がおすすめです

疲れ② 相手の思考を予測する

HSPさんは相手の評価を気にしてしまうところがあります。

そのため相手の行動を意識して見て、相手の思考をあれこれ予測してしまうのです。

例えば、相手の足音、相手がテーブルに物を置く音などが大きいと「怒っているのかな?」と考えてしまいます。

怒っている相手には気をつかい、側にいるだけで緊張してしまうので、そこでも疲れてしまうのです。

→怒られることが苦手なHSPさんの原因と対策はコチラ

疲れ③ 葛藤する

HSPさんは完璧主義者が多いです。そのため全てのことを要領よく完璧にこなしたいという思いがあります。

またHSPさんはひとつひとつの物事をゆっくり深く考えます。

そこで出てくるのが葛藤です。

葛藤中

こうした方が要領がいいのではないか?

葛藤中

こっちの方が一気にやりたい事ができるのではないか?

葛藤中

これをする意味はあるのだろうか?

など、行動をする前から頭でいろいろと考える癖があります。

HSPさんはこの葛藤にもかなりのエネルギーを消耗します。

→葛藤の多い買い物が苦手はHSPさんは多いです。買い物に関する記事はコチラ

疲れ④ 情報過多

HSPさんは深くものごとを考えます。浮かんだ疑問に対してじっくりと考えて答えを出していきます。

頭の中でかみ砕きながら考えるので、HSPさんは答えを急かされることが苦手です。

そのためHSPさんはマルチタスクの仕事よりも、ひとつのことに集中できる仕事が向いています。

マルチタスクの仕事だと、すぐに情報過多になり、何を優先すれば良いのかわからなくなります。

頭をフル回転させて考えるということはHSPさんにとって難しいのです。

この考えるという行為も疲れに繋がっているのです。

→情報が多い作業のひとつに車の運転があります。運転が苦手はHSPさんに向けた記事はコチラ

→人が多ければ多いほど情報が増えます。人間関係が苦手はHSPさんに向けた記事はコチラ

いっぱい寝ていいんだよ

疲れの原因がわかってからは、「すぐ眠たくなる」自分を受け入れられるようになりました。

→HSPを個性として受け止める方法

→自分がHSPだと分かったら?やるべきこと3選

自分がどんなことに疲れやすいのか、今日はどんなことで疲れたのかがわかるので、自分を労ってあげる気持ちが持てるようになりました。

HSPさんは疲れやすいので十分な睡眠が必要です。体力回復のために睡眠をきちんと確保するように心がけましょう。

→不安や緊張で眠れない時の過ごし方

わたしは規則正しい生活を送るようにし、睡眠のリズムが乱れないように気をつけています。

また、何か夜にやりたりこと(趣味や勉強)があっても疲れを感じたら、無理してやりません。

次の日少し早く起きてやったり、休日に時間が取れればその時にゆっくりやろうと考えるようになりました。

HSPさんはきちんと体を休められる環境も大切です。自分のリラックスできる環境を整えていきましょう。

→疲れを癒すためには住まいの環境も重要

まとめ

今日は「HSPと眠くなりやすい関係」についてみてきました。

HSPさんは頭であれこれ考えるので、体力以外にもエネルギーを消耗してしまうのですね。

HSPさんは自分の疲れやすさを知って、きちんと睡眠をとってほしいと思います。

最後に少し自己紹介

わたしは現在保育士として働いています。幼い時から人間関係に悩み、社会人で社交不安障害・視線恐怖症を発症。現在は疲れやすい気質=HSPであることを認識して、無理のない生活を送るように心がけて過ごしています。

→社交不安障害・視線恐怖症克服までの道のりをつづった記事はコチラ

→不安障害とHSPの境界線を体験者の目線から解説

今日はこの辺で終わります。お読みいただきありがとうございました。