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【卒業しよう】いい子ちゃんをやめたいHSPさん必見。いい子ちゃんになる理由を知ればやめ方がわかる

【卒業しよう】いい子ちゃんをやめたいHSPさん必見。いい子ちゃんになる理由を知ればやめ方がわかる
いい子ちゃん

本当はもういい子ちゃんはやめたい・・

いい子ちゃん

なんでいい子ちゃんを演じてしまうんだろう

ここでいう「いい子ちゃん」とは、次のような人のことをいいます。

  • 人の期待に応えようと頑張る人
  • 嫌われたくなくて、いい人を演じてしまう人
  • テストの点や仕事の評価で高得点・高評価をねらう人

親や先生からすると何も問題を起こさない、手のかからない子です。

社会人であれば真面目で努力家という見方をされると思います。

この記事を見てくださっているということは、「いい子ちゃん」であることがしんどくなってしまったり、いい子ちゃんであることのメリットがわからなくなったりした方たちだと思います。

「いい子ちゃん」は皆、なりたくてなったものではありません。

いい子ちゃんは周りから見ると健気そうに見えるかもしれませんが、実際は何事にも一生懸命で、無理をしてしまうところがあるため、心の中で悲鳴をあげている人が多いと思います。

「いい子ちゃん」は自分のためにはなりません。

なのでいい子ちゃんの鎧を外して、自分らしく過ごしてほしいと思っています。

なお今回は「HSP」と「いい子ちゃん」の関係から原因と対策を見ていきたいと思います。HSPの詳細や診断テストはこちらの記事にありますので、詳しく知りたい方はご覧ください。

「いい子ちゃん」になる原因

原因① 承認欲求が強い

ハートを掴んでいる写真

HSPさんは承認欲求が強い人が多いです。誰に対しての承認欲求が強いかというと、それは生まれたときに1番身近にいて、愛情を求めたです。

「いい子ちゃん」は「親」との関わりから始まっています。HSPさんは刺激に敏感で、1番の刺激は「人」です。そして何よりも強い刺激となるのが「親」になります。

そのため親に対して「嫌われないように…。」「ダメな自分をみせないように…。」と一生懸命になってしまいます。そして大好きな親に自分を受け入れてもらおうという承認欲求が働きいい子ちゃんを演じてしまうのです。

その承認欲求は社会に出てからも持ち続けることが多いです。

【対策あり】HSPさんは職場の人間関係に疲れやすいという記事でもお話した通り、HSPさんは人からの刺激に影響を受けやすいです。

しかし親の時と同様、職場においても「認められたい」という気持ちが働き、みんなにいい顔をするようになってしまうのです。

HSPさんにとって人の怒りは強い刺激であり自己肯定感が低い人も多いため、人から怒られることが苦手です。そのためできるだけ怒られないようにといい子を演じてしまう方も多いと思います。

原因② 完璧主義な性格

たちはばかる壁を見上げている人の写真

なぜ「いい子ちゃん」は、人のためにそんなに頑張れるのか…。

それはHSPさんに多い、完璧主義な性格が関係しているからだと思います。

HSPさんは真面目で努力家の人が多いです。

そして手を抜いたり、楽をするということが苦手です。

それが完璧主義的な思考に繋がっています。

なので勉強や仕事でよい結果を出したい時は、コツコツと努力を重ねて完璧を目指す人が多いでしょう。

「いい子ちゃん」になれるための力を元から持っているので、どんどん自分で理想を高めて、いい子ちゃんを演じるようになってしまいます。

「いい子ちゃんをやめたい」という気持ちの芽生え

そもそも、「いい子ちゃんである自分」に悩むのはいつ頃でしょうか。

きっと「いい子ちゃん」でいることが親に愛される、認められる方法だと思い込んでいたのが、「親の愛はいい子ちゃんじゃなくても貰えるのかも。」と気付いた時ではないでしょうか。

周りの友だちを見たときに、勉強ができなくても親の愛をもらえている。

控えめな人でも親の愛をもらえている。親に反抗的な態度を取っている人でも親の愛をもらえている。

そんな現実を目にしたときに、「いい子ちゃん」でいる自分に違和感を抱きます。

そして完璧じゃなくてものびのびと過ごせるなら、私もそうなりたいと憧れをもつようになります。

「いい子ちゃん」でいるメリットが分からなくなるんです。

そう気付いた時が変われるチャンスです!

いい子ちゃんをやめる方法

方法① 自分軸で生きていく

親の機嫌を伺ったり、親の期待に応えるために過ごしていた時間を、自分のために使うことが大切です。

例えば 「いい大学に入りなさい」と言う親の期待に応えるために、勉強に必死な自分を想像してみてください。

きっといい子ちゃんとしての思考をもっている方なら想像できるかと思います。

そんな自分に「本当は何がしたいの?」と自分に問いかけてみてください。

本音開放中
  • 本当はやりたいこと・行きたい大学がある
  • 勉強なんてしたくない
  • ゆっくりご飯食べたいし、ゆっくり寝たい
  • 将来について本気で親と話し合いたい

きっと色んな想いが想像できたのではないでしょうか。

HSPさんは態度はいい子ちゃんになってしまっても、頭の中ではやりたいことや考えていることがたくさんあります。

しかしずっと他人軸で過ごしてきたHSPさんは、自分を優先して行動することがなかなかできません。

他人軸で過ごしてきた時間が長かった分、自分軸で考える経験の積み重ねが必要です。

「本当はどうしたいのか?」「本当は何がやりたいのか?」自分に問いかけて、自分の気持ちを大切にして過ごすことを心がけてみてください。

それを繰り返していくと、自分軸の考え方が少しずつ身についていくはずです。

卒業② 60点くらいでいい

HSPさんは完璧主義な方が多いというお話をしました。

物事を0か100か、白か黒かで見てしまうのです。

HSPさんは妥協が苦手なので、100に近づくためにたくさんの努力をします。

よく考えるとそれって、とてもすごいことですよね。

その力を発揮すれば、自分のやりたいことにだって挑戦できます。

他の人が持っていないものを、HSPさんはたくさん持っています。

ですが100を目指すことに夢中になると、知らないうちに自分を追い詰めていきます。

HSPさんは真面目でストイックな部分もあるため、無理をしてしまいやすいのです。

ここで大事なのが「60点くらいでいいや。」と思うことです。(白か黒かで考えるとグレーを受け入れていくこと。)

「60点くらい」という表現にしたのは、HSPさんは真面目な方が多いので、60点と決めてしまうと、その数字にこだわりを持ってしまうからです。大事なのは、あくまでも「完璧じゃなくてもいい。」と考えを柔軟に持てるようになることが大切です。(文章上、以下「くらい」は省きます。60点と記載します。)

これも物事を0か100、白か黒で見てきた時間が長かった分、すぐには60点の世界が受け入れられないと思います。

自分を大切にするため、自分を労わるための60点。」

この60点に自分に対する優しさや愛を感じだときに、少しずつ自分の意思でハードルを下げていくことができるでしょう。

そして、その自分に「○(まる)」をあげられるようになります。

卒業③ だらしないと思う自分も受け入れていく

HSPさんは真面目なので、自分に厳しくしてしまう方がいます。

みんな

疲れた・・

みんな

めんどくさい・・

みんな

飽きた〜〜

これらの感情は日常的に感じるものでしょう。

しかし真面目なHSPさんは、これらの感情をマイナスに捉えてしまうことが多いのではないでしょうか?

でもそんなこと、思わなくてもいいんです。

誰もが感じることで、みんなそんな自分の感情に素直になって行動しています。

  • 疲れたら休む。
  • めんどくさいと思ったら、手を抜く。
  • 飽きたらやめる。

はじめはそれらの行動を選ぶのに、勇気がいるかもしれません。

しかし経験を積み重ねていくと、自分のありのままの感情を受け入れて、自分の選択に自信が持てるようになってくると思います。

そして少しずつ人の評価を気にして演じていた「いい子ちゃん」の自分から解放されていくでしょう。

まとめ

今回は「いい子ちゃん」をやめたいHSPさんに向けて記事を書かせていただきました。

まとめです。

まとめ

●いい子ちゃんになる原因

  1. 【承認欲求が強い】HSPさんにとって親は強い刺激になります。そのためHSPさんは親に対して「嫌われないように…。」「ダメな自分をみせないように…。」と一生懸命になってしまいます。
  2. 【完璧主義的な性格】HSPさんは完璧主義で努力家です。「いい子ちゃん」になれるための力を元から持っているので、どんどん自分で理想を高めて、いい子ちゃんを演じるようになってしまいます。

●いい子ちゃんをやめる方法

  1. 【自分軸で生きていく】「本当はどうしたいのか」を自分に問いかけ、自分の気持ちに素直になって行動していく。
  2. 【60点くらいでいい】完璧主義の考え方をゆるめていく。0か100/白か黒の思考をやめる。
  3. 【だらしないと思う自分も受け入れていく】疲れた・めんどくさい・飽きたというような、自分にとってマイナスな感情を受け入れていく。

試せるものはぜひ、少しずつやってみてくださいね。

最後に少し自己紹介させてください

運営者の似顔絵

わたしは現在保育士として働いています。幼い時から人間関係に悩み、社会人で社交不安障害・視線恐怖症を発症。
克服までの12年間の道のりをつづった記事はこちらです。

その当時は眠れないこと強迫観念・強迫行動にも悩まされていました。

現在は繊細で疲れやすい気質=HSPであることを認識して、無理のない生活を送るように心がけて過ごしています。「HSPは個性です。ありのままの自分を受け入れて自分らしく生きていこう」の記事の中で、HSPである自分を受け入れることの大切さを述べています。

心が繊細で他人の機嫌を伺いやすいHSPの気質は、非HSPに比べると不安障害になりやすいのではないか?と思うようになりました。実際に不安障害を経験して見えてきたことを「不安障害とHSPの境界線を体験者の目線から解説」の記事にまとめています。

このブログでは「なぜか自分を好きになれない」という方に向けて、自分を好きになるための考え方や行動の起こし方に関する内容の記事を心を込めて掲載しています。

興味のある方は当ブログあんこもちブログへお気軽にお立ち寄りくださいませ。

では今日はこの辺で終わります。お読みいただき、ありがとうございました。